「新NISAの非課税保有限度額が1,800万円ってことは成長枠投資を使わない人はつみたて投資枠を1,800万円まで使えるってこと??」
この記事ではこういった悩みを解決します。
まず先に結論からお伝えすると「できる」です。
金融庁の新しいNISAの説明を見ても難しい言葉だらけでよくわからないですよね。私も目を通しただけでは自信が持てなかったのでTwitterで確認をさせていただきました。
この記事では確認した内容を共有します。
りみせ
それでは新NISAのつみたて投資枠で1,800万円までの投資について説明します。
- 非課税保有限度額
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
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つみたて投資枠の疑問
新NISAの非課税保有限度額が1,800万円ってことは成長枠投資を使わない人はつみたて投資枠を1,800万円まで使えるってこと??
— 藍田りみせ🔰投資初心者 (@aitarimise) August 8, 2023
新NISAの非課税保有限度額が1,800万円ってことは成長枠投資を使わない人はつみたて投資枠を1,800万円まで使えるってこと??
私はこのようにツイートをしました。そしたら同じように疑問に思っている人や、ご自身のご意見などをリプライしていただきまして、たくさんの人の目に触れるツイートになりました。
結果的に多くの人が「つみたて投資枠だけで1,800万円を使い切れる」という理解だったのです。ベストアンサーは金融庁のよくあるご質問でした。
ベストアンサーは金融庁のよくあるご質問
Question
つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきることはできるのか。また、つみたて投資枠を使わず、成長投資枠だけを利用することはできるのか?Answer
つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきることは、可能です。
また、つみたて投資枠を使わず、成長投資枠だけを利用することも可能です。ただし、成長投資枠の非課税保有限度額は、1,200万円とされています。
こちらはichiさんに教えていただきました。
この「つみたて投資枠だけで1,800万円を使い切る」という理解を深めるには、非課税保有限度額についてより詳しく知る必要があります。
非課税保有限度額(1,800万円)の理解を深める
こちらは金融庁に掲載されている画像です。左側のグレーの背景の列に「非課税保有限度額(総枠)」というのがあります。
その隣には緑色の背景で「つみたて投資枠」となっていますが、よく見ると青い背景の「成長投資枠」を突き抜けているのです。
つまり、この画像でもわかるようにつみたて投資枠だけで1,800万円を使い切ることが可能ということになります。ただし、年間投資枠は上限が120万円です。
つみたて投資枠の上限は年間120万円
どんなに資金に余裕がある人でもつみたて投資枠の上限は年間120万円になります。非課税保有限度額である1,800万円を使い切るには最短で15年かかることになるのです。
これはもちろんつみたて投資枠だけで使い切ろうとした場合であって、成長投資枠を併用した場合だともっと早く非課税保有限度額を使い切れます。
成長投資枠の上限は年間240万円
つみたて投資枠と成長投資枠を併用した場合は最短5年で非課税保有限度額を使い切ることが可能です。
- 120万円×5年=600万円(つみたて投資枠)
- 240万円×5年=1,200万円(成長投資枠)
合計すると1,800万円になりますよね。成長投資枠は赤枠で囲った部分を見ればわかるように1,200万円が上限(1,800万円のうち1,200万円が内数)となっています。
新NISAのつみたて投資枠って年間120万円だったのか!だから最短5年って言われてるんだね♪これはどんなに入金力があろうとも600万円のつみたてを完了させるのに誰でも5年かかるってことだよね?
— 藍田りみせ🔰投資初心者 (@aitarimise) August 8, 2023
新NISAのつみたて投資枠って年間120万円だったのか!だから最短5年って言われてるんだね♪これはどんなに入金力があろうとも600万円のつみたてを完了させるのに誰でも5年かかるってことだよね?
私は金融庁のウェブサイトを見てつみたて投資枠の年間投資額が120万円だということに気が付きました。このツイートで得られた情報としては厳密にいうと最短は5年ではないということです。
非課税保有限度額(1,800万円)の利用は最短4年1か月
5年目の初月につみたて投資枠を120万円、成長投資枠を240万円とすれば最短は4年1か月となります。年間360万円を投資するのはなかなか難しいですが、潤沢な資金がある人にとっては4年1か月が最短ということになるのです。
りみせ