「新NISAが始まるにあたって楽天証券からSBI証券に乗り換える人が多いみたい。それって何か特別な理由はあるの?」
この記事ではこういった悩みを解決します。
結論からお伝えすると「楽天のイメージがよくないこと」と「SBI証券ならではのサービスがある」という理由が多かったです。
投資信託の移管入庫手数料をSBI証券が全額負担する「投信お引越しプログラム」というサービスが恒久化したことも後押ししたのかもしれません。
私がX(旧Twitter)で何気なくつぶやいた内容が思いのほか伸びたのでブログで共有したいと思います。
りみせ
それでは楽天証券からSBI証券に乗り換える理由について見ていきましょう。
- 楽天証券からSBI証券に乗り換える理由
- SBI証券ならではのサービス
タップできる目次
楽天証券からSBI証券に乗り換える素朴な疑問
なぜ楽天証券からSBI証券に引っ越すんです?
— 藍田りみせ🔰投資初心者 (@aitarimise) August 15, 2023
なぜ楽天証券からSBI証券に引っ越すんです?
ふと疑問に思ってつぶやいたんだけど多くの人が関心を持っていたようです。あれよあれよとインプレッションは24万を超えていきました。
リプライで楽天証券からSBI証券に引っ越す理由を教えてくれた人もたくさんいて、その中でも特に多かった理由をまとめたのでご覧ください。まずは楽天側の理由からです。
楽天証券の未来が暗いから
楽天証券からSBI証券に乗り換える理由としてもっとも多かったのが楽天証券の将来性についてです。見通しがよくないと感じている人がたくさんいました。
楽天が潰れそう
- 楽天グループを見ていてヒヤヒヤする
- 楽天は落ち目のような気がする
- モバイル事業で大赤字
楽天はモバイル事業の赤字によって倒産するのではないか?と思っている人が多かった印象です。確かに財務状況が良いとは言えない状況にあるので不安に思う気持ちもわかります。
一方で破産はしないという意見もありました。
仮に潰れたとしても証券会社には「顧客資産の分別管理」が義務付けられているので、有価証券や金銭は確実に投資家へ戻るようになっているので安心ですね。
楽天が倒産しそうという理由のひとつにはサービスの改悪という意見もありました。
楽天サービスの改悪が続いている
- ポイント付与率が低い
- さらに改悪が続きそう
楽天ではSPU(スーパーポイントアップ)から楽天市場アプリでのお買物が対象外になったり、楽天カードの利用獲得ポイントの計算方法が変更になるなど、ポイント周りでの改悪が続いています。
モバイル事業の赤字によってしわ寄せが生じているのかもしれないけど財務状況が改善しない限り改悪は今後も続いていくのではないでしょうか。
以上のことから楽天証券に良いイメージを抱いている人が少なくて、SBI証券ならではのサービスに魅力を感じている人が多いようです。
SBI証券ならではのサービスがあるから
証券会社によって異なるサービスを展開していますよね。その中でもSBI証券が打ち出している「投信マイレージサービス」を推している人がたくさんいました。
投信マイレージサービス
SBI証券で投資信託を保有すると月間平均保有金額に対して年率0.1%もしくは年率0.2%のポイントが付与されます。投信マイレージサービスのページを見ると通常銘柄の月間平均保有金額が1,000万円以上の場合は0.2%で、それ以下だと0.1%になるそうです。
例えば通常銘柄の月間平均保有金額が1,000万円だったとしたら年間20,000ポイントとなり、月平均で約1,666ポイントの獲得となります。投信マイレージをお得と思うかどうかが判断基準になりそうですね。
ちなみに楽天証券でも保有する投資信託に対するポイント付与をおこなっていますが、以前に比べて付与率が低くなり改悪となっています。
SBI証券ならではのサービスとして多くの人が挙げていたのがSBI・Vシリーズという、楽天証券では投資することができないインデックス・ファンドの存在です。
SBI・Vシリーズ
SBI・VシリーズというのはSBI証券が展開する業界最低水準をめざす低コストのインデックスファンドのことです。種類は豊富で「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」や「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」などがあります。
インデックス・ファンド | 楽天証券 | SBI証券 |
S&P500 | 0.09372% | 0.0938% |
全米株式 | 0.162% | 0.0938% |
全世界株式 | 0.195% | 0.1338% |
このように比較してみるとSBI証券の手数料の方が低コストであることがわかります。
以上が楽天証券からSBI証券に乗り換える主な理由となりますが、新NISAが始まる前に口座を開設しておきたいという声も多かったです。
新NISAが始まる前に口座を開設したいから
証券会社の口座はいくつも開設できます。完全にSBI証券へ乗り換える人もいるけど使い分けるという人もいました。
SBI証券に移管予定
楽天証券を見限ってSBI証券に乗り換える人は口座を開設した後に有価証券などを移管することになります。それまで使用していた楽天証券の口座をどうするのかわからないけど、せっかく開設した口座なんだし使い分けるのが最適解のような気がします。
楽天証券とSBI証券を両方使い分ける
楽天証券とSBI証券を使い分けるという人も一定数いました。
私は今のところ楽天証券を使っていて不便や不満を感じたことはありません。倒産もしないと思っているのでSBI証券の必要性を感じたら口座を開設しようと思っています。
りみせ